はじめまして!元公務員の人事をしていました「りゅう」と申します。

こんにちは!りゅうと申します。

Xのアカウントを開設し、フォロワーの方も増えてきたので、ブログを開設しました!

民間から公務員になり、公務員から民間に行った経験と、公務員、民間の人事経験を元に、「公務員を目指す人のミスマッチを減らしたい」「受かるための再現性ある方法を伝えたい」という想いでブログを書いています。


自己紹介

福岡の私立文系大学を卒業

大学では、芸術系を選択してしまい、全く就活で使えず……笑

フェルメールやタナトロジー、哲学などを学んでいました。詳しくはないですが、楽しく学んでいたので良いのです!

民間企業(マスコミ)で3年

かなり狭き門であるマスコミに合格!後日聞くと100倍以上の合格倍率だったそうです。

そこでは企画やディレクション、新人タレントの発掘事業などもしていました。

毎日翌朝4時や5時まで残業。めちゃくちゃ楽しかったからこそ続けられていたなーと今になったら思います。

ただ、年収は高かったけど、プライベートはほぼゼロ。 当時は若かったから乗り切れましたが、結婚を機に「このままでいいのか?」と考えるようになりました。

転職して人口10万都市の地方公務員で7年

結婚を機に地元に帰ることに。

ブラックな働き方のマスコミから
「いろいろな仕事ができ、自分に合った仕事を見るけることができるかもしれない」
という考えから公務員になりました。

スポーツ教育→東京へ出向→人事

人事では採用、教育、労務を全てやってました。なので、公務員(地方自治体)の一般的な人事案件のことにはだいたい答えられると思います。

【東京出向のエピソード】

東京出向では、経団連の外郭団体で働いていました。国の省庁そのものではないものの、省庁の方々や県、市町村の職員など、様々な立場の人と出会う貴重な機会でした。この経験が、後の人事キャリアにも大きく活きています。

そして公務員人事として、多くの受験生と向き合う中で、ある「もったいなさ」を感じるようになりました。

転職し大手企業の人事職

会社は言えませんが、誰もが聞いたことがある企業の人事として内定をいただき、2021年4月に転職!

研修や給与設計を経て人事の管理職として最終面接の担当をしていました。

その後、副業をするため再度転職し、現在は3万人従業員がいる外資系の人事をしています。


なぜ、公務員を辞めてまた民間に戻ったのか?

「公務員って安定してるのに、なんで辞めたの?」とよく聞かれます。

その答えは、「人事」という仕事に出会ってしまったからです。

元々、市役所に入ったのは「色々な仕事ができる」「自分に合った好きな仕事を見つけられるかも」という期待からでした。実際、スポーツ教育や東京出向など、幅広い経験をさせてもらいました。

そして人事配属となったとき、採用、教育、労務のすべてに関わる中で、「これだ!」と感じたんです。

人の成長に関わり、組織をつくる。この仕事が本当に楽しくて、もっと深く追求したいと思い、民間への転職を決意しました。

なので、公務員を否定しているわけでは全くありません。今でも元同僚とは仲が良く、飲みに行ったりしています。


公務員人事として感じた「もったいなさ」

公務員の採用担当として、たくさんの受験生を見てきました。

その中で、「受かる人」と「落ちる人」には、決定的な差がありました。

✕ 落ちる人の特徴

  • ESを適当に書いている
    「ESは合否に関わらない」と思っているのか、内容が薄く、面接のベースになることを理解していない。
  • 面接の準備不足、練習不足
    市町村の面接時間はわずか20分程度。その短い時間で自分を伝えきるには、事前の対策が不可欠なのに、ぶっつけ本番で来てしまう。
  • 抽象的で、自分の言葉になっていない
    「地域貢献がしたい」「安定したい」などの言葉だけで、具体性がない。

○ 受かる人の特徴

  • 自分が何をしたいのか、何ができるのかが明確
  • それが市町村にどう貢献できるかを、具体的に語れる
  • ESと面接が一貫していて、ストーリーがある

この差を見るたびに、「もったいない」と感じていました。

ちゃんと対策すれば受かるのに。ちゃんと準備すれば自分の魅力を伝えられるのに。


「年収」と「働き方」のリアルなギャップ

もう一つ、公務員を目指す人に伝えたいことがあります。

それは、「公務員が最高」というわけではない、ということです。

正直に言います。マスコミから公務員に転職したとき、年収は一時的に下がりました。

ですが、プライベートの時間を考えると、本当に「人としての生活」ができるようになったと感じました。

マスコミ時代は毎日終電逃し、朝4時5時まで働く日々。公務員になってからは、KPI(目標指標)はあるものの、至上主義ではなく、ノルマに追われることも少なく、気持ちが楽でした。

一方で、公務員にも大変なことはあります。住民対応、議会対応、長時間労働の部署もあります。

その後、民間人事に転職してからは、年収も上がり、働き方も自分でコントロールできるようになりました。

つまり、どの働き方にも「良い面」と「大変な面」がある。

だからこそ、ちゃんと現実を知って、公務員を目指してほしい。ミスマッチを減らしたい。

それが、私がこのブログを始めた理由の一つです。


私が大事にしているのは「再現性」

「りゅうさんだからできたんでしょ?」と思う方もいるかもしれません。

でも、私が大事にしているのは「再現性」です。

つまり、「誰でも実践できる方法」を伝えたいということ。

市町村の公務員試験に、特別な学歴は不要です。

大切なのは以下の3つです。

  1. 自分を理解すること
    自分が何をしたいのか、何ができるのかを言語化する。
  2. 戦略を立てること
    自治体の課題を調べ、自分がどう貢献できるかを考える。
  3. 練習すること
    面接やESの対策を繰り返し、ブラッシュアップする。

この3つができれば、誰でも合格に近づけます。

私がこのブログで伝えたいのは、「特別な人だけが受かる」のではなく、「正しく準備すれば受かる」という事実です。


このブログで実施したいこと

このブログでは、民間から公務員にいった経験、そして公務員人事として多くの受験生を見てきた経験から、以下のことをお伝えしています。

  • 勉強法、面接対策、ESの書き方
  • 実際の公務員ってどうなの?というリアル
  • ミスマッチを減らすための現実的な情報
  • 再現性のある合格ノウハウ

みなさんはリボルビングドアというのをご存知ですか?

海外では結構多いのですが、官公庁と民間で人材が行き来することを言います。

公務員としての考えが固まらないためにも、民間としての考えが固まらないためにも、人材の流動が本当に必要だと感じています。

もっと民間の方が公務員になって、人材が行き来する「リボルビング」な世界になればいいなと思っています。

どうぞ宜しくお願いします。