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はじめに:面接は「家を出た瞬間」から始まっている
りゅう
こんにちは、りゅうです。今日は、意外と見落とされがちな「面接当日のマナー」についてお話しします。
「面接の回答内容は完璧だったのに、なぜか不合格になった」
公務員への転職活動において、このようなケースは珍しくありません。
元人事として断言しますが、合否のボーダーライン上にいる受験生を最後に振り分けるのは、「面接室以外の場所」で見せる無意識の行動です。
民間出身者がやりがちな失敗
特に民間企業出身者がやりがちな「合理的だが配慮に欠ける行動(例:早すぎる到着)」や「無意識の癖」は、行政組織においては減点対象となります。
「えっ、早く着いちゃダメなの?」
そう思った方、この記事をぜひ最後まで読んでください。
本記事では、家を出てから帰宅するまで、一瞬の隙も見せないための「面接当日の完全行動マニュアル」を解説します。
1. 当日のタイムライン:合格する人の動き方
まずは、理想的な当日の動きを時系列で確認しましょう。
| 時間 | 行動 | 目的・心理 |
|---|---|---|
| 2時間前 | 現地エリア到着 | 電車遅延リスクの排除 |
| 〜30分前 | 近隣カフェで待機 | 汗を引かせる。地域情報の収集(重要) |
| 20分前 | カフェを出る | 身だしなみ最終チェック |
| 15分前 | 庁舎・会場到着 | 早すぎず遅すぎないベストな時間 |
| 10分前 | 受付・控室入り | 気持ちを「公務員モード」へ切り替え |
| 直前 | 控室で待機 | ※ここから審査は始まっている |
| 本番 | 面接 | 練習の成果を出す |
| 終了後 | 退室・帰宅 | 庁舎を出るまで気を抜かない |
この流れ、結構細かいですよね。
でも、この「細かさ」が合否を分けるんです。
2. 到着時間:指定時刻の「15分前」が唯一の正解
なぜ「1時間前」の到着がマイナス評価なのか
「早めに行くのが社会人のマナー」と思い込み、1時間前に受付に現れる人がいますが、公務員試験においては逆効果です。
理由を説明しますね。
受入側の自治体は、分刻みで面接スケジュールを組んでいます。
早すぎる到着は:
- 控室の準備ができていない(掃除中、他の用途で使用中など)
- 対応スタッフ(通常業務を止めて対応している職員)の手を煩わせる
- 他の受験生のスケジュールに影響が出る可能性がある
これはやる気のアピールではなく、「相手の業務都合への想像力が欠如している」と判断されかねません。
「ちょうど良い」のは15分前
じゃあ、何分前が良いのか?
答えは「15分前」です。
- 早すぎず、遅すぎず
- 受付の準備が整っている
- 控室で落ち着く時間がある
この「15分前」が、相手への配慮と自分の準備の両立ができるベストなタイミングなんです。
遅刻リスクをゼロにする「2時間前現地入り」戦略
「でも、遅刻したら困るし…」
その気持ち、すごくわかります。
だからこそ推奨するのが、「2時間前に現地へ到着し、近隣カフェで待機する」ことです。
これは単なる時間調整ではありません。
カフェ待機の3つのメリット
①汗だくの回避 夏場などは特に重要です。清潔感に直結します。汗だくで面接に臨むと、それだけで印象が悪くなります。
②地域の空気感を知る 店員さんの接客や客層から、その街のリアルな雰囲気を観察できます。「先ほど立ち寄ったお店で…」というアイスブレイクは、実体験が伴うと強力な武器になります。
③心を落ち着ける ギリギリに到着すると、焦りが顔に出ます。余裕を持って待機することで、落ち着いた状態で面接に臨めるんです。
3. 採用担当は見ている!「控室」での無意識の”ダラけ”
ここが本当に重要です。
控室での態度は、その人の「素」が最も出やすいポイントです。
誘導係は必ずここを見ています。
私が人事をしていた時も、控室での様子は必ず報告を受けていました。
①姿勢:パイプ椅子に「浅く」座らない
待ち時間が長くなると、無意識にパイプ椅子に浅く腰掛け、足を投げ出して座ってしまう人がいます。
本人はリラックスしているつもりでも、傍から見ると「ふんぞり返っている」「態度がデカい」ように映ります。
正しい座り方
- 背筋を伸ばす
- 深く腰掛ける
- 足を揃える
たったこれだけで、印象が全然違います。
「そんな細かいこと…」と思うかもしれませんが、細かいことこそ見られているんです。
②荷物:机の上に鞄を置くのはNG
これが最も多い減点ポイントです。
手持ちのビジネスバッグを、書類記入用の机(長机)の上にドサッと置いていませんか?
なぜダメなのか?
公務員(特に事務職)の感覚として、机は「書類を扱う場所」であり、綺麗にしろってよく言われます・・・
これ、民間企業だとあまり気にされないことも多いんですが、公務員の世界では気にしている人も多いです。
正解と不正解
○正解:
- 椅子の横(床)
- 荷物置き場として指定された場所
×不正解:
- 机の上
- 隣の空いている椅子の上
机の上に鞄を広げて中身をゴソゴソ探る仕草は、「整理整頓ができない」「ガサツな人」という印象を決定づけます。
③スマホ:できれば触らない
控室でスマホをいじっている人、結構います。
「待ち時間だし、いいでしょ?」
確かに、明確に禁止されていないかもしれません。
別に使っても良いです。
でも、控室のスッタフが話しかけてるのに、顔を動かさず扱うのは印象は良くないんですよね。
話しかけられたら、スマホは置いて和やかに過ごすのがベストです。
4. 入室〜面接中のマナーと声量
声のボリュームは「会話」のレベルで
緊張のあまり、応援団のように大声を張り上げる人がいますが、面接は「対話」の場です。
逆にボソボソと喋るのも、自信がないとみなされます。
ちょうど良い声量とは?
基準は、「カフェで友人と話すより、少しだけはっきりと」。
相手に届く適切な声量調整ができるかどうかも、コミュニケーション能力の一部です。
入室・退室の作法
入室・退室の作法も、基本的なことですが大切です。
入室時:
- ドアを3回ノック
- 「失礼します」と言って入る
- ドアを静かに閉める
- 椅子の横に立ち、「よろしくお願いします」と挨拶
- 「どうぞ」と言われてから着席
退室時:
- 椅子から立ち上がり、「ありがとうございました」と挨拶
- ドアの前で振り返り、一礼
- ドアを静かに閉める
これ、練習しておかないと、本番で焦ります。
家で何度か練習しておくことをおすすめします。
5. 面接後も気を抜かない
面接が終わって、ホッとする気持ち、すごくわかります。
でも、庁舎を出るまで、気を抜かないでください。
実際にあった失敗例
面接が終わって、エレベーターで下りている時に、友人に電話をかけて大声で話していた人がいました。
その姿を、たまたま別の面接官が目撃していました。
結果、不合格。
「面接は良かったのに…」と思ったかもしれませんが、面接は終わっていなかったんです。
帰るまでが面接
小学校の遠足で「帰るまでが遠足」と言われたように、「庁舎を出るまでが面接」です。
最寄り駅を出るまで、できれば自治体のエリアを出るまで、気を抜かないでください。
まとめ:「誰かに見られている意識」を持ち続けよう
公務員試験の面接は、面接室の中だけで行われているわけではありません。
「誰かに見られている意識」を、庁舎を出る最後の一瞬まで持ち続けること。
その慎重さと配慮こそが、公務員として最も求められる資質なのです。
最後にチェックリスト
面接当日、以下をチェックしてみてください:
- [ ] 2時間前に現地に到着する計画を立てた?
- [ ] 近隣のカフェを事前に調べた?
- [ ] 15分前到着を目指している?
- [ ] 控室での座り方を意識している?
- [ ] 鞄を机の上に置かないと決めた?
- [ ] 入室・退室の作法を練習した?
- [ ] 庁舎を出るまで気を抜かないと決めた?
全部にチェックが入ったら、あなたは完璧です。
細かいことかもしれませんが、この「細かさ」が合否を分けます。
応援しています!
ではまた!
りゅう
