公務員面接「県庁じゃダメですか?」への回答例|元人事が教える志望動機の差別化テクニック

はじめに

公務員への転職を目指す30代・40代の方から、最も恐れられている質問。 それがこれです。

「市役所の面接で『もっと規模の大きい仕事ができる県庁じゃダメなの?』と聞かれたら、どう答えますか?」

この質問に対し、多くの受験生がこう答えます。

  • 「住民に近い距離で働きたいからです」
  • 「生まれ育った地元に貢献したいからです」

元人事として言わせていただきます。 その回答、1日に20回は聞いています。

「近い距離で何がしたいの?」「地元なら県庁も地元だよね?」と詰められ、答えに窮する人が後を絶ちません。

この記事では、その他大勢の回答から脱出し、面接官を納得させるための「論理的な構成」について解説します。

1. 基礎編:役割の違い(論理)

まずは前提として、「県」と「市」の役割の違いを押さえておく必要があります。ここは避けて通れません。

  • 都道府県(広域自治体)
    • 役割:広域調整、産業振興、国とのパイプ役。
    • キーワード:「広域」「調整」「支援」「ビジョン」
  • 市町村(基礎自治体)
    • 役割:住民への直接サービス、現場対応。
    • キーワード:「現場」「直接」「即応性」「市民生活」

【回答の骨子例(60点)】

「県のような広域調整も重要ですが、私は現場でお客様の反応をダイレクトに感じられる仕事にやりがいを感じます。だから、基礎自治体である御市を志望します」

ここまでは、予備校でも教わる「優等生の回答」です。 間違いではありませんが、これだけでは「へぇ、よく勉強してるね」で終わりです。

なぜなら、これは誰でもHPを見れば作れる回答だからです。この優等生の話は人事はずっと聞いてきているのです・・・

2. なぜ「正論」だけでは落ちるのか?

面接官は「県と市の違いを知っていますか?」と聞いているわけではありません。 「あなたが、うちの市で働く覚悟はありますか?」と聞いているのです。

30代・40代の社会人採用において、教科書通りの回答は「熱意不足」とみなされるリスクがあります。

では、どうすれば「熱意」を証明できるのか? それは、HPには載っていない「あなただけの体験(一次情報)」を志望動機に組み込むことです。

「県ではなく市がいい理由」を、理屈ではなく「事実」つまり、あなたの「肌感」で語れる人だけが、この意地悪な質問を突破できます。

3. 合格に必要な「プラスα」とは

私が受験生の時も、「県じゃダメ?」と詰められました。 しかし、私はある「具体的なエピソード」を話すことで、面接官を納得させ、合格しました。

それは、ネットで調べた知識ではなく、面接の直前に「ある場所」へ行き、そこで市民の方と話したリアルな体験談でした。

この「生の情報」があったからこそ、「県のような制度設計ではなく、目の前の市民のために働きたい」という言葉に説得力が宿ったのです。

まとめ

「県庁じゃダメですか?」という質問は、あなたを落とすための質問ではありません。 「うちの街への本気度(行動量)」を試すための質問です。

役割の違い(ロジック)を理解した上で、ぜひ「現場へ行く行動」をプラスしてください。 それが、大人の転職における最強の差別化戦略です。


▼ 【実録】私が合格した「志望動機のエピソード」を公開

「現場へ行けと言われても、具体的にどこに行けばいいの?」 「拾ったネタを、どういう言い回しで面接で話せばいいの?」

そんな本気の方のために、ブログでは公開できない「私の合格エピソード(ある場所での会話)」と、そこから作った「志望動機の実例」をNoteで限定公開しています。

ちなみに、私は合格した市役所は縁もゆかりもありませんでした。

「県じゃダメ?」と聞かれた時、私がどう切り返して面接官を唸らせたか。 その「会話の全貌」を知りたい方は、こちらをご覧ください。

👉 『【志望動機】HPを見るな、街へ出ろ。』(Note記事)

https://note.com/komuin_jinji/n/n35129c9605d6