転職を考える前に!「一番古い記憶」から始める自己分析のススメ

はじめに

りゅう

こんにちは、りゅうです。今日は、転職や就職活動を考え始めたときに、まず最初にやっておきたい「自己分析」についてお話しします。

「今の仕事を辞めたいな」と思ったとき、あるいは「公務員になりたいな」と思ったとき、まず何をしますか?

求人サイトを見る? 転職エージェントに登録する?

それも悪くないですが、その前に、まず自分の過去を振り返ることがすごく大事なんです。

「自己分析」と聞くと、「難しそう」「面倒くさそう」と思うかもしれません。

実際にやっていない人も多いのですが、それは単純に「手間がかかるから」なんですよね 笑

自分の人生を一つひとつ思い出してメモしていく作業は、確かに時間がかかります。

でも、この作業は自分の軸を見つけるために極めて重要です。

今日は、その中でも「一番簡単」で、かつ「発見が多い」自己分析の方法をご紹介します。

なぜ「昔の記憶」から振り返るのか?

よくある自己分析では、高校や大学時代の「大きな決断」や「人生の分岐点」を振り返ることが多いです。

もちろんそれも大事ですが、私のおすすめは「物心がついて、一番最初の記憶」から振り返ることです。

幼少期の記憶に「自分の根っこ」がある

なぜなら、幼稚園や小学校の頃の記憶には、自分の「根っこ」があるからです。

「楽しかったこと」の共通点を探っていくと、今の自分につながる意外な発見があったりします。

例えば、私の場合。

幼稚園の時、「お遊戯会で主役をやって、みんなから拍手をもらった」ことがすごく嬉しかった記憶があります。

これを掘り下げていくと、「人前に立つのが好き」「注目されるのが嬉しい」という自分の性質が見えてきました。

そして今、人事という仕事で研修講師をしたり、ブログを書いたりしているのは、この「根っこ」につながっているんだなと気づいたんです。

手っ取り早く済ませたい人は中学・高校からでもOK

もちろん、手っ取り早く済ませたい人は中学・高校からでも構いません。

でも、より深く自分を知りたい方は、ぜひ一番古い記憶まで遡ってみてください。

思わぬ発見がありますよ!

具体的なステップ:人生を区分けして書き出す

では、具体的なやり方を説明します。

まずは、自分の人生をいくつかの期間に区切ってみましょう。

  1. 幼少期(幼稚園入学前〜年長さんくらい)
  2. 小学校低学年
  3. 小学校高学年
  4. 中学校
  5. 高校
  6. 大学
  7. 社会人(3〜5年スパン、または転職ごとの区切り)

この期間ごとに、以下の3つのポイントを書き出してみてください。

  • 嬉しかったこと
  • 悲しかったこと
  • 怒ったこと

具体的に書くのがコツ

この時、ただ「嬉しかった」と書くだけでなく、「いつ、どこで、誰と、どんな状況だったか」をできるだけ具体的に書くのがコツです。

例:

  • ×「小学校の時、友達と遊んで楽しかった」
  • ○「小学3年生の夏休み、〇〇くんと近所の公園で秘密基地を作って、完成した時にすごく嬉しかった」

具体的に書けば書くほど、後で「なぜ?」を掘り下げる時に深い気づきが得られます。

最重要ポイント:「なぜ?」を3回繰り返す

事実を書き出したら、次が一番大事な作業です。

「なぜ、そう感じたのか?」を掘り下げていきます。

目安として、「なぜ?」を2回〜3回繰り返してみてください。

具体例:幼稚園のブロック遊び

例えば、幼稚園の時のエピソードで考えてみましょう。

【出来事】 自分で作ったブロックのお城を、隣の〇〇ちゃんに見せたら褒められて嬉しかった。

【なぜ嬉しかった?(1回目)】 〇〇ちゃんは自分の好きな子で、その子に「すごい!」と言ってもらえたから。

【なぜ「すごい」と言われて嬉しかった?(2回目)】 今まで誰も作ったことがない形を作って、それを見て〇〇ちゃんが感動してくれたから。

【なぜ感動させて嬉しいと感じた?(3回目)】 誰も見たことのない新しいものを作って、人の感情を動かすことができたから。

深掘りすると「本当の喜び」が見える

こうやって掘り下げていくと、表面的な「褒められた」という事実の奥にある、自分の本当の喜びが見えてきます。

この例の場合:

  • 「新しいものを創造するのが好き」
  • 「人を驚かせたり喜ばせたりするのが好き」

という本質が見えてきますよね。

共通点を見つけて「抽象化」する

こうして全ての時代のエピソードを掘り下げていくと、不思議なことに共通点が出てきます。

これを「抽象化(ちゅうしょうか)」と言います。

抽象化の例

先ほどの例で言えば:

  • 「自分は、新しいものを作るのが好きなんだな」
  • 「作ったもので、人を驚かせたり喜ばせたりするのが好きなんだな」

といった自分の傾向が見えてきます。

人には言いづらい欲求も出てきてOK

逆に、「目立つのが好き」「人にかっこいいと思われたい」といった、ちょっと人には言いづらいような欲求も出てくるかもしれません。

でも、それでいいんです。

自分のことだと思わずに、第三者の視点でフラットに書き出してみましょう。

綺麗事を並べるのではなく、正直に自分の本音と向き合うことが大切です。

こうして出てきた要素が、あなたの「やりたいこと」や「向いていること」の正体です。

【実例】自己分析で「やりたいこと」に気づいた人の話

ここで、実際に私がこの自己分析をやってもらった方のエピソードをご紹介します。

転職すべきか悩んでいたAさん(30代・民間企業勤務)

Aさんは、民間企業で営業職として10年働いていましたが、「このまま営業を続けていいのかな?」と悩んでいました。

「公務員になりたいけど、本当に自分に合っているのかわからない」

そう相談されたので、この自己分析をやってもらいました。

幼少期から共通していた「人の役に立つ喜び」

Aさんが書き出したエピソードの中に、こんなものがありました。

小学校時代: 「クラスメイトが算数の問題がわからなくて困っていたので、教えてあげたら『ありがとう!』と言われてすごく嬉しかった」

大学時代: 「友人の就活の相談に乗って、一緒にESを考えてあげたら、『おかげで内定もらえた!』と感謝されて嬉しかった」

社会人: 「営業で、お客様の課題を解決する提案をして、『あなたに相談して良かった』と言われた時が一番やりがいを感じる」

見えてきた「本当にやりたいこと」

これらを掘り下げていくと、Aさんの中に共通していたのは:

「困っている人の力になりたい」 「直接感謝されることに喜びを感じる」

という想いでした。

Aさんは気づきました。

「営業の仕事自体が嫌なんじゃなくて、『売上』や『ノルマ』に追われて、本来の『お客様の課題解決』ができていないことが辛かったんだ」

自己分析が転職の背中を押した

そして、Aさんはこう言いました。

「公務員なら、『困っている市民の方の力になる』という自分の本質を活かせる気がする。自己分析をやって、自分が本当にやりたいことに気づけました」

Aさんはその後、公務員試験に挑戦し、見事合格されました。

自己分析は、転職の「答え」を教えてくれるわけではありません。

でも、自分の「軸」を明確にしてくれるんです。

その軸があれば、転職すべきかどうか、どんな仕事を選ぶべきか、自信を持って決断できます。

今の仕事と合っていますか?

最後に、見つかった「自分の好きなこと・やりたいこと」と、今の仕事を比べてみてください。**

パターン①:今の仕事と合っている場合

もし、それらが今の仕事内容と重なっているなら、それはとても幸せなことです。

自分の資質に合った、正しいキャリアを選べていると言えるでしょう。

今の環境で、さらにスキルを磨いていくのが良いかもしれません。

パターン②:今の仕事と全然違う場合

一方で、「全然違うな」と感じる場合もあると思います。

もし、自分の本質と今の環境がズレているなら、それは転職や新しい道(例えば公務員への挑戦など)を考えるタイミングかもしれません。

無理に今の環境に合わせ続けると、いつか心が折れてしまいます。

自分の「根っこ」に合った環境を探すことは、決して逃げではありません。

むしろ、自分らしく生きるための誠実な選択です。

まとめ:自己分析は「自分への投資」

自己分析には時間がかかります。

でも、この時間は決して無駄ではありません。

自分を知ることは、人生の羅針盤を手に入れることです。

今日から始められる3ステップ

  1. 人生を区分けして、嬉しかったこと・悲しかったこと・怒ったことを書き出す
  2. 「なぜ?」を3回繰り返して、本質を掘り下げる
  3. 共通点を見つけて、自分の「軸」を明確にする

自己分析にはもっと深いやり方もありますが、まずはこの一番シンプルな方法で、自分の過去と向き合ってみてはいかがでしょうか?

きっと、今まで気づかなかった「本当の自分」に出会えるはずです。

応援しています!

ではまた!

りゅう