「転職したいけれど、踏み出せない」
「今の環境を捨てるのが怖い」
キャリアの転機において、こうした不安を抱えるのは当たり前のことです。
りゅう
こんにちは、りゅうです。私も民間から公務員へ、そしてまた民間へとキャリアを重ねてきましたが、その都度、悩み抜いてきました。今日は、そんな人生の岐路に立った時、あなたの決断を鈍らせる「思い込み」と、その乗り越え方についてお話しします。
目次
1. 前提:隣の芝生は誰だって「青い」
まず大前提として知っておいてほしいのは、「隣の芝生は青く見える」ということです。
あなたの周りにいる、仕事がうまくいっているように見える人、自信満々にキャリアを語る人。
彼らも実は、心の中では不安と戦っています。
自分自身の現状を認めたいからこそ、あるいは不安を悟られないようにするために、あえて自信があるように振る舞っていることも多いのです。
SNSの「キラキラ投稿」に惑わされないで
最近、SNSで「公務員になって人生変わりました!」とか「転職して最高です!」みたいな投稿、よく見ませんか?
でも、そういう人たちも、投稿していない部分では苦労しているんですよ。
私自身、公務員と民間企業を行き来し、さまざまなキャリアを見てきましたが、「すべてにおいて完璧な環境」なんてありません。
良いところもあれば、悪いところもあります。
だからこそ、転職を考えるときは、周りと比べて落ち込む必要はありません。
「みんな、不安の中で戦いながら、良い顔をして見せているだけなんだ」と思っておくくらいが、精神衛生上ちょうど良いのです。
2. 起業や転職を阻む「3つの手錠」
ここからが本題です。
人が新しい挑戦(転職や起業)をしようとした時、それを躊躇させる「3つの手錠」という考え方があります。
あなたが今、足踏みをしてしまっている理由は、このどれかに当てはまるのではないでしょうか?
① 家族の手錠
パートナーや親など、家族から「転職しないでほしい」「公務員なんて(あるいは民間なんて)やめておけ」と反対されるケースです。
これ、本当によくあります。
「今の会社、安定してるんだから転職なんてやめなよ」
「公務員? 給料安いんじゃないの?」
こう言われて、諦めてしまう人、多いんですよね。
解決策は「日頃の信頼貯金」
これに対する解決策は、一発逆転の説得ではありません。
「日頃の信頼貯金」です。
反対されるのは、実はその転職自体が問題なのではなく、日頃の行いに原因があるかもしれません。
「言った約束を守っていない」
「家事や育児を相手任せにしている」
「感謝を伝えていない」
そうした積み重ねで信頼が不足していると、いざという時の応援は得られません。
自分に問いかけてみてください
「本当に家族のためを思っているのか?」
「家族とちゃんと対話ができているか?」
まずはここを見直してみてください。
日頃から家族を大切にし、信頼関係が築けていれば、あなたの真剣な決断を応援してくれるはずです。
逆に、信頼関係がないまま「俺は転職するから!」と押し切っても、その後の人生がギクシャクします。
転職は、家族全員の人生に影響する決断です。だからこそ、日頃からのコミュニケーションが大切なんです。
② 黄金の手錠(年収)
今の会社でもらっている安定した給与や待遇のことです。
特に30代、40代で役職に就いている方は、公務員に転職すると一時的に年収が下がることがほとんどです。
「年収が下がる=生活の質が落ちる」と恐怖を感じるかもしれません。
この気持ち、すごくわかります。私も転職する時、めちゃくちゃ悩みました。
考えてほしいのは「生涯の幸福度と時給」
しかし、ここで考えてほしいのは「生涯の幸福度と時給」です。
- 今の高年収は、激務やプレッシャー、休日返上の代償ではありませんか?
- そのストレスを抱えたまま、定年まで走り抜けられますか?
- 公務員になれば、年収は一時的に下がっても、土日の休み、家族との時間、精神的な安定が得られるかもしれません。
「時給」で考えると見方が変わる
例えば、民間で年収600万円、でも残業が月80時間だとします。
一方、公務員で年収450万円、残業は月20時間。
どちらが「時給」で考えたら高いでしょうか?
そして、どちらが「人間らしい生活」ができるでしょうか?
実力があれば、公務員でも年収は上がる
もしあなたに実力があれば、公務員の世界でも昇進して、将来的には十分な年収(800万〜1000万など)を目指すことも可能です。
目先の数字だけでなく、「自分にとって必要な金額はいくらか?」「どんな人生を送りたいか?」という視点で、この手錠を見つめ直してみてください。
お金は大事です。でも、お金だけが全てじゃない。
これは綺麗事ではなく、本当にそう思います。
③ キャリアの手錠
これが一番厄介かもしれません。
「今まで積み上げてきた地位や肩書き」です。
「これまで○○商事で課長をしていました」
「大きなプロジェクトのリーダーでした」
転職、特に公務員への転職では、これらの肩書きは一度リセットされます。
一人の「係員」からのスタートです。
プライドが邪魔をしていませんか?
ここでプライドが邪魔をするなら、一度立ち止まって考えてみてください。
「あなたが本当にやりたいことは、その『肩書き』を守ることですか?」
もし、今の「課長」という仕事自体が大好きなら、転職する必要はありません。
でも、もし「地域のために働きたい」「新しい分野で貢献したい」という思いがあるなら、過去の肩書きなんて捨ててしまっても良いはずです。
「他人からどう見られるか」より「自分がどうしたいか」
自分の内面にある「やりたいこと」よりも、他人からどう見られるかという「社会的地位」を優先してしまっていないか。
ここが外れにくい手錠の正体です。
私も、民間企業の管理職から公務員の一職員になった時、正直プライドが傷つきました。
「元課長が、今は一係員か…」って。
でも、数年経って振り返ると、「あの時、プライドを捨てて本当に良かった」と心から思います。
肩書きなんて、所詮は他人が付けたラベルです。
あなた自身の価値は、肩書きでは決まりません。
3. 手錠を外すために、自分に問いかけてみよう
ここまで、3つの手錠について説明してきました。
では、実際にどうすれば良いのか?
答えは、自分自身に問いかけることです。
家族の手錠に対して
- 日頃から家族を大切にしているか?
- 家族との信頼関係は築けているか?
- 転職について、ちゃんと対話できているか?
黄金の手錠(年収)に対して
- 今の年収は、本当に幸せと引き換えに得ているものではないか?
- 自分にとって「必要な年収」はいくらか?
- お金よりも大切にしたいものは何か?
キャリアの手錠に対して
- 肩書きを守ることが、本当にやりたいことか?
- 他人からの評価より、自分の心の声に従えているか?
- 新しい環境で、新しい自分に挑戦することにワクワクできるか?
これらの質問に、正直に答えてみてください。
そうすれば、「本当に外せない手錠」なのか、「自分が外すのを怖がっているだけの手錠」なのかが見えてきます。
最後に
転職は「一大決心」です。
私も毎回、悩み抜いて決断してきました。
「なんとなく」で決めるのではなく、この3つの手錠(家族・お金・キャリア)としっかり向き合ってみてください。
- それは本当に外れない手錠ですか?
- 鍵を持っているのは、実は自分自身ではないですか?
もし、3つ全部の手錠が外れないなら、今は転職のタイミングではないのかもしれません。
でも、1つでも外れそうなら、そこから動き始めてみてください。
例えば、「家族の手錠」が一番の問題なら、まずは家族との信頼関係を築くことから。
「黄金の手錠」が問題なら、本当に必要な年収を計算してみることから。
「キャリアの手錠」が問題なら、肩書きを捨てる覚悟ができるか、自分に問いかけてみることから。
一歩ずつで良いんです。
あなたが自分らしい人生を選ぶための、ヒントになれば嬉しいです。
応援しています!
ではまた!
りゅう

