この時期によくいただく質問に
ある市町村に内定いただきました!仕事開始まで何をしたらよいですか?
というのがあります。
共通してることもあるけど、中途と新卒でやることが変わってきます!
というのが私の回答になります。順に解説していきますね。
目次
よくあるのが、内定もらったんですが、どの法律の勉強したらいいですか?「民法?税法?」
と聞かれます。
結論から言うと、法律の勉強はしなくてよいです。
なぜなら・・・・どこに配属されるかわからないから!
もちろん、勉強しておいてもよいですが、例えば、さっき言った税法から勉強したとしても、市民税課に行くまで10年かかるかもしれませんし、なんなら、一生いかないかもしれません 笑
市民税の法律なんてその部署に行かなかったら使わないですn。
※もちろん、仕事をする中で市民税が何かぐらいは知っておいたほうが良いですけどね 笑
そのため、法律の勉強は、その部署に配属されてからでも全然遅くありません。
仕事をしだすと気づきますが、どれだけその自治体のことを知っているかが重要になってきます。
マストではないですが、どうしても何かしたい!と思っているのであれば、その自治体のイベントや施設に行ってみましょう!
イベントや施設に行ってみると結構その市が抱えている問題が見えてきます。
「あぁ、お年寄りばっかだなー」
「このイベントこうしたらいいのに・・・」という視点で見てみると、発見があって面白いですよ。
どんな仕事をしていても市民の方と話をすることがあり、
「このイベント行ったことがあります!」「あの施設ですよねー」と話をするだけでも印象が変わってきます。
比較的有休をとりやすい公務員ですが、それでも1週間以上の休みは結婚などの理由がないと取りにくいです。
旅行や時間がかかるやりたいことなどは実践する良いタイミングです。
遊びや旅行、趣味の中にも仕事に活かせることがあります!
いわゆる最後の夏休みだと思い、楽しんできてください。
中途の方はほぼ問題ないと思いますが、PCスキルは体得していてほしいです。
というより、40代以上の自治体職員の方にはPCが絶望的にダメな人もいるので、ちょっとできるだけでも重宝されます。
最低限というとどのレベルかというと
- エクセルでSUMなどの簡単な関数が使える
- エクセルで表をベースにしたグラフが作れる
- パワポで簡単な提案資料ができる
が最低ラインかな?と個人的には思います。
え?そんなんでいいの?と言われる方もいるかもですが、そんなもんです。
多分、大学で卒論とか書いたことがある人は仕事を始めても大きく問題はないのでは?と思います。
ちなみに、条件付き書式やVLOOKUPなどが使えたら、市役所では重宝がられます。
VBA使える人とかは神扱いですw
自治体ではかなり多くの業種があります。しかも、移動は3年~5年ごとに頻繁に行われるので、かなり業務の幅も広がります。
その時、意外と大事になってくるのが、業者や人をどれだけ知っているかです。
最近は人口増や差異化のために多くの事業を実施しており、その際、民間の方の力をお借りすることも多くあります。
そのため、この案件ならこの業者、この話なら、この人という人を知っているだけで、全然違いますし、入庁してからのスタートダッシュが違います。
これまで培ってきた人脈は非常に有効活用できるものが多いので、整理しておきましょう。
以上が、入庁までにやっておいたほうが良いことです。
法律→やらなくてよい
地元→見に行ってたがよい
新卒ーPC-→やっとこうぜ!
中途ー人脈ー→大事にしときましょう!
見ての通り、マストのことというのはありません。
入庁してから決行することが多いので、あまり身構える必要はないかと思います。
ほかにもどうしても何かしたいという方がいれば、本をたくさん読んでおくのもおすすめです。
福岡市長の高島さんが書かれた本や、数々の自治体で地方創生されている木下さんの本がお勧めです。
4月までぜひ有意義な時間を過ごしてくださいね!
ではまた!